1■ザックスの日記「依頼」
「人身売買組織(通称「R・S」)の潜入調査」
俺達「何でも屋」に与えられた、次の仕事の依頼内容。
依頼主は・・・秘密。
2日後に、ミッドガルの下部スラムの場末の酒場で落ちあう予定。
ひさびさに、長丁場になりそうなヤマだ。
だが、どうにも嫌な予感がする。
危惧の一つは、俺様の跳ねっ返りのコイビトが、いきなり「囮(おとり)になってその組織に潜入する!」とか言いださないかどうか。
クラウド――。ったく、あのワガママ小僧は、俺様の言うことなんか聞きやしねえ。
いつもご機嫌とりさせられて、天下の色男ザックス様もカタナシって奴?
あれが唯一、素直になるのは、ベッドの上でだけ。
まあ、腹の下で可愛いクラウドちゃんが、身も世も無く喘ぎ泣く様を見られるだけで、全て許せてしまう俺様自身も、相当ヤキがまわっちまってるけど・・・。
・・・仕方ねえな。
何でも屋は、俺様とクラウド、二人で一つ。
黙って仕事を進めるわけにも行かねえし、今夜クラウドちゃんを美味しく頂くときにでも伝えようか。
耳元であま〜く囁いたら、ちょっとは騙されてくれるかな?
頼むから、今度の仕事はノリ気になるなよ・・・坊や!
<何でも屋のザックスとクラウドの登場です〜♪
この二人のコンビは、大好きですvv>
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