■Bar蛇骨ファイル −File 1〜5− | |
この物語は、クロノクロスのマルチエンディングの一つ「バー蛇骨エンディング」を元に作られています。 ご存知ない方のために、少しだけ概要をご説明致します。 このエンディングは、リデルが蛇骨館を、孤児達の幼稚園として再興するというものです。 運営資金を稼ぐためにダリオが提案したのは、蛇骨館の面々で、ぼったくりバー「バー蛇骨」を経営すること(笑)。 逢月の一番のお気に入りエンディングだったりします。 それでは、どうぞご覧下さいませ(^^)↓ ■File 1 ダリオの依頼書(コピー) パレポリ特殊諜報機関 「黒き風」隊長 イシト=コーレル様 ×年6月11日 Bar蛇骨 代表取締役 ダリオ=エルニダーグ 内部調査のご依頼 前略 かねてよりご依頼申し上げておりました、当方が経営するBar蛇骨の内部調査を、この度実施して頂きたくお願い申し上げます。 期間は×年6月13日より7月×12日までの1カ月。 報酬は規定料に加え、告発1件につき相応の手当をお支払い致したく存じます。 草々 ■File 2 ダリオの手記(手帳) 6月 11日 月曜日(曇) いよいよ、あさってから私の店にスパイが入る。 最近、どうも店の売上が芳しくない。 疑いたくはないが、従業員の誰かがごまかしてピンハネしているんじゃないだろうか? 幼稚園の経営は順調だが、売上の帳簿に間違いがあると、リデルに申し訳ないからな。 ・・・いや、リデルには、バーのことは内緒なんだが・・・。 まあいい。黒き風は優秀な特殊工作員の集う諜報機関という。 全てが明かになるのも、時間の問題だろう。 ・・・ああ、リデルが呼んでいる。夕食が出来たらしい。 それにしても・・・いつになったら、彼女は身体に触れさせてくれるのだろうか? 私達は、蛇骨大佐公認の恋人同士なのに、口付けしか許してもらえない。 (このままでは、可愛い弟に手を出したくなってくる) いや、そんなことはどうでもいい。日記にグチを書くのは格好が悪い。 今日はこの辺で筆を置くとしよう。 ■File 3 イシトの調査記録(速記文字) 6月13日(水) 本日より、Bar蛇骨の調査を開始。 開店1時間後より、客としてバーを訪問。 バーの内装はなかなか上品。 メイン・ホスト・・・カーシュ(長身、精悍、バランスの取れた筋肉) メイン・ホステス・・・マルチェラ(幼女。労働基準法に違反) サブ・ホスト・・・ゾア(筋力を誇るタイプ。裏方に専念) 会計・・・ルチアナ(学者肌。頭の回転が速い) マルチェラが私のテーブルに。 ウイスキー2杯、カクテル4杯、ワイン(ハーフボトル)2本を注文。←代金は後日、依頼主に請求 明日は従業員として、このバーに潜入する予定。 ■File 4 ルチアナの日記(フロッピー内のデータ) 6月13日(水) 雨 今日は少々、客の入りが悪かった。 雨の日だから、仕方がないかも。 その中でも、新顔の客は金払いも良かったし、目をつけておかなくては。 サングラスを終始、外さないから顔まではわからなかったけれど・・・。 ただし、物腰が洗練されすぎていて気に食わない。 注意しなくては・・・。 そういえば、明日は新しく従業員が入るのだっけ。 接客に1人と、厨房に1人。 労働に専念してくれるタイプだと助かるのだけど。 このご時世、期待薄? ■File 5 セルジュの日記(日記帳) 6月14日(木) 快晴! 今日はバー蛇骨に、初めての出勤。1週間前の面接は散々だったけど、採用してもらえて良かった。 バーに着いても、緊張しすぎて反省。 でも、今日は僕と同じく新入店員がいて、チョット安心したな。 その人は厨房でお皿を洗うんだって言ってたっけ。 僕はホスト・・・接客職なんだよね。初めての人と口をきくのって苦手なのに、どうして僕なんか採用されたんだろう?裏方の方が、落ちつくのになあ。 そうそう、売れっ子のナンバー1ホスト(自称)のカーシュって先輩が、僕の教育係なんだって。 明日から、みっちりしごいてやるから部屋に来いって言われたけど、厳しいのかな。やだな。 でも、ちょっとカッコ良かった。あれだけ筋肉がついてたら、女の子も惚れ惚れとするんだろうな。羨ましいかも(何書いてんだ僕)。 −「File 6」に続く− |
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変な書き方ですね(笑)。 こういう書き方で物語を展開させるのは、 漫画では絶対に出来ません。 逢月は基本的に漫画びいきなのですが、 こういうときに文章ってイイナアと、羨ましくなります(笑)。 ちなみに、この先、依頼書や日記のような文書ものだけでなく ある媒体で記録したものも登場します♪←漫画とは一寸ちがうHさが・・・(笑)。 (これまた、漫画では出来ません) それはさておき、バー蛇骨エンディング! めっちゃツボでした! あの後、Dセルがどうなったか、 すごくすごく気にまります(^o^) あれで世界は平和になったんでしょうか(笑)。 |